2015年12月22日火曜日

まんぞうが教えてくれること その壱


「まんぞう(万雑)」富山弁で(石川県でも通じるらしい)「村会計」という意味です。
むらの寄り合いで一番大切なのは【まんぞう】だそうで、年の瀬のこの時期に毎年公民館でひらかれます。

原則、まんぞう寄り合いへは、必ず一軒に一人、世帯主が出ることになっています。
今までは世帯主の父親が行っていたのですが、農業をやっている分、何かと集落との関わり(良いことも悪いことも)が多いので今年から出ることにしました。

正直に言うと「まんぞうに出てこいやぁ~!!」と多少の圧力があったからなんですが・・・笑

今日はそんな「まんぞう」のお話。
私なりの解釈なんですが、一般的にまんぞうに相当するのは「町内会費」だと思います。
町内会費というと、思いつくのは、祭り、公園、ごみ関係、公民館の維持管理・・・etcだと思います。
それに対してまんぞうは、これらのことに加えて、用水、農地、農道などの維持管理費用のことをさします。

田舎では、農業が集落の日々の平和な暮らしに密接に関係してます。
なぜなら、農道が生活道路になっていたり、用水が大雨で氾濫すれば、田んぼはだけでなく、住宅を浸水させるでしょう。神社の維持も大切で、村宗教(神道)⇔住民⇔農業という相互関係は昔から成り立っています。

大雨で土砂崩れが起きたとしましょう。それで、生活道路である農道が塞がれました。
誰の責任といえば天災である限りは誰かに責任を負わせるのは酷なことです。

しかし、うちの集落では、崩れた地主の責任(負担)になります。

信じられないでしょう!!天災にも関わらず黙って工事費払えとは!!

しかし、このようなことが起きても地主は文句ひとつ言わずに負担するのです。

なぜか?これこそ「まんぞうパワー」です。

まんぞうは説明したとおり、集落のみんなで農道、用水、農地をお金を出し合って維持しています。
街と比べて共有している財産が多い分、普段から助け合い、お互い様の精神が根付いています。
これらの共通の意識、価値観があって生活し繋がりを大切に生活しているんですね。

マザーテレサの無償の愛精神が田舎集落には根付いているのです!!

だから、たとえ天災でも、多少理不尽でもお金を出せる、というかそれが生活していくために必要不可欠なことだったりするのです。

このことから、私は何を学んだのかというと、長くなりそうなので次回にします。。。



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