ひえばた園の田んぼにも、25年ぶりの巨大な台風が近づいてきており、
早生品種「てんたかく」の刈り取りは大丈夫か心配しております。
美味しいお米を作るには様々な要素が関わってきます。
農家としてこの要素に気をつけて大切に丁寧に作っています。
①品種・産地・栽培方法
低アミロース品種の選択、
過剰なチッソ肥料をやらない、
稲刈り時に熟しすぎて胴割れをしてしまわないよう適期に収穫する、
早朝の収穫をしない
②乾燥・調整
胴割れを起こさない乾燥(0.8~1.0%/h)
炊飯時の水浸われ粒抑制のための過乾燥の防止
適正な粒の厚さ選別
③貯蔵
品質劣化や害虫・カビの発生を招かない温度・湿度管理
④精米
砕けたお米が発生しないよう抑制
過度な米温上昇の抑制
搗きすぎてしまわないようにする
⑤炊飯
過度な洗米
米量・加水量の丁寧な秤量
蒸らし直後の撹拌
明日、天候の条件などが合えば、刈り取りします。
ひえばた園では自然栽培田では肥料をやらず、
減農薬田でもチッソ肥料は極力抑えてある優秀な肥料を使っています!
(市内スーパーなどで出る野菜くずやカニなどから作られた魚津清掃公社さんの有機肥料を使用しています。)
次回からのブログでは、
美味しさに関わるこの要因について詳しく語っていく予定です。
みなさまをマニアックなお米の世界へ~
参考文献:佐々木 泰弘 ポストハーベスト技術で活かすお米の力 一般社団法人 農山漁村文化協会 2016年 第1刷発行
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